「いじめ悩まないで」大津市が相談動画、ホームページで公開

　６月を「いじめ防止啓発月間」に位置づける大津市は、子供たちが気軽に相談できる環境をつくろうと、相談先の一つである「おおつっこ相談チーム」の紹介動画を作り、市のホームページで公開を始めた。

　平成２３年１０月にいじめを受けていた市立中２年の男子生徒が自殺した問題などを受け、同市は１０月のほか、いじめ被害が比較的多く報告される６月をいじめ防止啓発月間と定め、広報を強化している。

　例年通り、相談窓口を記載したカードや、手紙での相談用の封筒を約５万３千枚ずつ用意し、市内の小中高の児童と生徒などに配布。さらに、いじめを受けた際に相談してもらう機会を増やそうと、６月に動画も作成した。

　動画では、市いじめ対策推進室に常駐する「おおつっこ相談チーム」の臨床心理士や弁護士など相談調査専門員の相談窓口の電話番号などを紹介。相談は学校や家だけでなく、公園など話しやすい環境で行うことなどを「語りかけるような」ナレーションで説明しているのが特徴という。

https://www.youtube.com/watch?v=uDqi0qTcUro&feature=youtu.be

　同室は「秘密は必ず守られる。困っていることやしんどいこと、何でもよいので、気軽に相談してほしい」と話している。