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米科学誌サイエンスに発表
サルにも人と同じように、自分の記憶の確かさを判断する能力があることを発見したと、順天堂大などのチームが米科学誌サイエンスに発表した。脳のどの領域が働いているのかも特定しており、チームは「人が高度な思考や推論などの能力をいかに獲得したのか解明する突破口になる」としている。
研究は、実験方法を覚えさせたマカク属のサル2頭で行った。まず、かごや車などのイラスト四つを順々に画面に表示し、記憶させた。その後、あるイラストを見せ、前に見た四つの中に含まれていたか記憶を確認するテストを実施した。
次に、ピンク色と黄緑色の2種類の選択肢を画面に表示。ピンクは、正解すると多めのジュースがもらえ、不正解だと何ももらえない「ハイリスク・ハイリターン」、黄緑は正解でも不正解でも少量のジュースがもらえる「ローリスク・ローリターン」に設定し、サルにどちらかを選ぶ“賭け”をさせた。
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