厚生労働省は統合失調症などで精神科に長期入院する患者を、2020年度までに最大3万9千人減らす新たな目標を決めた。少人数で暮らすグループホームなどを整備し、退院を促す方針だ。  長期入院患者の中には在宅での療養が可能な「社会的入院」も多く、地域で生活できるよう支えていくのが本来の姿である。