スキーバス転落

遺族や負傷者の心のケア急務

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
献花をする人が絶えないスキーバスが転落した事故現場=長野県軽井沢町で2016年1月17日、後藤由耶撮影
献花をする人が絶えないスキーバスが転落した事故現場=長野県軽井沢町で2016年1月17日、後藤由耶撮影

 14人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故で、県警と行政、NPO法人が、遺族や負傷者の精神的ストレスの軽減策を本格化させている。大学生の子どもを突然失った喪失感や、仲間と生死が分かれ、罪悪感のような悩みを抱えるケースが多く、それぞれの機関が試行錯誤を続けている。【滝川大貴、安藤いく子、安元久美子】

 首都大学東京2年の男性(20)は事故2日後の17日に退院したが、一緒のツアーだった同じ大学の男子学生(19)を亡くし、「なぜ自分が生き残ったのか」と今も気持ちがふさいだままだ。

この記事は有料記事です。

残り971文字(全文1217文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月