毎年、休暇は何日ありますか? まとめて一回で取り、贅沢で豪華な休日に身を委ねるべきでしょうか。それとも、それらを短い休暇に分けて取るべきでしょうか。さらには、長い週末をたくさん取るために使うべきでしょうか。

それは、すべての職業人が答えを出さなければならない質問ですし、どのような休暇を取るべきかを決めるには、仕事の性質や予算、家族の好みなどのすべての要素が関わってきます。一方で、科学的にも知っておいてもらいたい答えがあります。研究によれば、休暇から得られるリラックスの効用を最大限に高めるために取るべき休暇の理想的な長さがあるそうです。

休暇の喜びがピークに達するのは8日後

フィンランドの大学での研究では、54人の休暇中の人を追跡調査し、休暇が進むにつれての幸福度と満足度を測定しました。すると、休暇に関連する喜びは、旅行者の日焼けが濃くなり、仕事が記憶の彼方へと遠ざかるのと同じようには上昇していかない、ということが明らかになりました。対照的に、幸福度は8日後にピークに達しました。

休暇の恩恵を十分に得るには、8日間がおそらく理想的です」と研究チームのメンバーの1人、Jessica de Bloom氏は米紙『The Wall Street Journal』に語っています。

1週間よりも少し長いのが完璧な休暇の長さであるという考えは、他の旅慣れた人も賛成しています。「8日間がちょうど良さそうです。金曜日に仕事の後、多分少し早く抜け出して出発します。それから、土曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、そして日曜日があります」と、人事専門家のTim Sackett氏は、自身のブログでこの研究についてコメントしています。

「最初の日は、落ち着き、くつろごうとするため決して休暇のようには思えないでしょう。最後の土曜日は、翌日の日曜日に帰るため、荷物をまとめて始めなければなりません。そして最終日である日曜日は、もはや休暇ではないので、出勤日のようにも思えるかもしれません」なぜ一週間とちょっとの長さが彼にとって魅力的かを説明して、こう付け加えました。

もしあなたが夏の休暇を計画しているのなら、このことを気に留めておくとよいでしょう。旅行は結局のところお金がかかりますし(もし子供がいれば、ストレスなしとはいきません)、余分にかける時間とお金が幸福度やリラックス度を高めそうにないのなら、旅行を長くする必要はありません。

あなたにとって理想的な休暇は何日ですか?

Science Says This Is the Ideal Vacation Length|Inc.

Jessica Stillman(訳:コニャック

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