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【まぜこぜエクスプレス】Vol.46 自閉症の不思議な世界(1) 個性豊かなアーティストたち (1/4ページ)

2015.3.4 13:40

アートパフォーマンスで制作した粘土の動物を説明する佐々木卓也さん(右)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(左、山下元気さん撮影)

アートパフォーマンスで制作した粘土の動物を説明する佐々木卓也さん(右)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(左、山下元気さん撮影)【拡大】

  • 自身の作品を持つ塗敦子さん。作品は、2015年4月2日から伊藤忠青山アートスクエアで開催される「”Warm_Blue”_MAZEKOZE_Art」にも展示される=2014年5月10日(山下元気さん撮影)

 4月2日は、国連が定める「世界自閉症啓発デー」。Get in touchは、この日を自閉症の人の持つ温かさと重ねあわせ「Warm Blue Day」と名づけ、2013年から自閉症について知ってもらうためのイベントを行ってきた。今回から4月2日に向けて4回にわたり、自閉症の不思議な魅力を取り上げていく。今回は、唯一無二の才能をもつアーティストたちを紹介する。

 特性が才能に

 自閉症という言葉はずいぶん知られてきたが、今だに、「性格の暗い人」や「ひきこもり」と勘違いしている人もいるようだ。自閉症は先天的な脳の特性で多数派と異なる感覚や認知を持つ。生活やコミュニケーションにハンディが生まれやすい一方、ユニークな個性を育む可能性も高い。中には、好きなものに対する徹底的なこだわり、独特の色彩感覚や描写力などから、魅力的な作風を生み出すアーティストとして活躍する人もいる。並外れた集中力でぐるぐる渦巻きを描き続けたり、記憶した数字を独自の配列で並べたり、まるでカメラで撮影したように風景を再現したり、特異な才能を持つ自閉症の作家たちが活躍している。

 卓ちゃんこと佐々木卓也さんも、そのうちの一人だ。多くの言葉を持たない彼だが、幼い頃から絵を描き、粘土細工を作り、創作活動を続けてきた。鮮やかでおおらかな線、どこかほのぼのとした作風にファンも多い。

自閉症によくある特徴の一つの“オウム返し”

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