Categories: ニュース

特別寄稿『ブラック精神科医に気をつけろ!』 第2回「精神科の多剤大量処方で疲弊する救急現場」

アンケートの回答用紙の最後には、多剤大量処方を繰り返す精神科医に対しての、救急医の怒りが数多くつづられていた。いくつか取り上げてみよう。重複する内容もあるが、救急医の生の声として受け止めていただきたい。
「精神科医のいいかげんな処方が問題です」
「精神科医の丸投げ感を強く感じる」
「向精神薬の処方、種類、量が多過ぎる」
「処方する側の責任感と精神科医の救急医療への関わりが必要と考えます」
「処方する医師が責任を持って治療を行うべき」
「コントロールがついていない患者に対して、精神科の医師が1か月から3か月分の薬を一度に処方しているケースが多々見受けられます。薬剤処方の期間を短くすることが重要ではないでしょうか」
「バルビツールや三環系を、1回の処方で致死量出している例もある。処方する側に明らかな問題がある」
「過量服薬患者に対する精神科医の対応が積極的ではなく、無責任である場合が多く認められます。精神科専門医は、救急医療を研修することを必須とするべきです。全身管理を含めて、過量服薬に全く対応できていない若手精神科医が多いことは大きな社会問題です」「多くの場合、精神科医と心療内科医が薬を処方していますが、彼らはその事(過量服用による救急搬送)に罪悪感を抱いておらず、また、その事によって生ずる身体的問題に関わる必要がないと考えている」2014.2.19  現代ビジネス

編集部