イスラエル、バル＝イラン大学の研究によると、未熟児の治療には、母親の温もりが重要な役割を果たすことが明らかになった。未熟児を出産した146人の母親を対象に10年に渡りおこなった同研究では、母子を2つのグループに分け、1つのグループの母親には新生児期に14日間継続して子どもの肌に触れてもらい、もう1つには通常の保育器での治療を施した。その後、生後6カ月～10歳にかけて7回に渡り、子どもたちに認知能力と実行能力を測定するテストを受けてもらったところ、前者の子どもは、後者に比べて高いスコアを記録した。また、前者は後者よりも10歳の時点でストレスに対する神経内分泌反応が良く、自律神経系や認知的制御の機能が成熟していたという。2014.01.10 IRORIO
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