ハーバード大学が男子卒業生268人を対象に、その後の人生を追跡調査した結果、幼少期に母親と温かな関係にあり、密接な絆を結んでいた男性は、そうではなかった男性に比べて、仕事における効率性が高く、ピーク時(55~60歳)の年収が8万7000ドル(約890万円)も高いことがわかった。また、母親との関係がよくなかった男性は、老年期に認知症を発症する確率が高くなることも分かっている。父親との関係においては、こういった相関関係は見られなかったという。ここまで書くと、「父親は何の影響もおよぼさないのか?」と言われそうだが、幼いころ父親とよい関係を築いていた男性は、75歳時の調査で人生の満足度が高く、不安のレベルが低いことが分かっている。母親と密接だった男性についてはこのような相関関係は認められなかったそうだ。2013.12.01 IRORIO
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