自閉症の女性 仏芸術展、書道部門で最高賞

フランスでこの秋に開かれた日仏両国の芸術祭「パリ・アートタイル至宝祭」で、岐阜県各務原市緑苑南、荒井博子さん(43)が書道部門の最高賞の芸術大賞を獲得した。荒井さんは19日、各務原市役所を訪れ、浅野健司市長に喜びを報告した。作品は「花」。ペンキ用のはけを筆代わりにして富山の五箇山産の手すき和紙に勢いよく書いた。芸術祭では15センチ四方の陶製タイルに転写されてパリのベルシー地区の美術館で展示され、永久収蔵される。自閉症で、幼いころから書道が大好きだった。現在も各務原市内の小規模授産所で働きながら、毎日のように筆を握っている。猫じゃらしやすすきを束ねて筆を作ることも。今回の「花」は、ゴッホの絵を見た直後に下書きもしないで書いたという。2013.11.20 中日新聞つなごう医療


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