妻が妊娠しても男は「父親になった」と実感しないと判明

今回は、大分県立看護科学大学の田中美樹氏らが3歳未満の子どもをもつ父親を対象にして行った驚きの調査結果を参考に、“妊娠中の浮気を防ぐヒント”をお伝えします。
対象者70人の平均年齢は32.8歳で、年齢層は21~41歳でした。職業は会社員が51人、自営業が9人、その他は公務員や医療関係者です。アンケートはいくつかの選択肢から対象者に選択してもらう形式で、そのときの感想は自由に記入してよいことになっています。まず、「父親であると感じているか」との質問には、42人が「強く思う」、26人が「思う」と答え、“父親の自覚”がある父親は全体の97.1%という結果になりました。父親であることを自覚したエピソードのうち、最も多かったのは“子どもを初めて見たとき”で32.9%、続いては“初めて抱っこをしたとき”の30.0%です。具体的な感想には、
「子どもが生まれたとき、感動とともに父になった喜びを強く感じた」
「体重の重さとは違う人の重たさを感じた」などがありました。
一方、“妊娠がわかったとき”を選んだのは全体の5.7%で、人数は4人という結果になりました。これらのことから、父親は“目で見て”、あるいは“手で触れて”、はじめて自分が父親になったと実感するとわかります。つまり、男性が“妻の妊娠中に浮気をするなんて父親の自覚がない”のではなく、男性は“父親の自覚がないから妻の妊娠中に浮気をする”と言えるのです。2012.4.8  Menjoy


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