韓国紙・朝鮮日報の中国語電子版は22日、韓国・ソウル市で「自殺の名所」として知られる麻浦(マポ)大橋に自殺を思いとどまらせるような広告を設置したところ、自殺者が減少するどころか従来の6倍以上に激増したと報じた。橋の欄干に「ご飯は食べたかい」、「悲しまないで」などといった、友人との会話のようなフレーズが書かれた広告看板が掲示され、夜に人が通りかかると照明が点灯する仕組みが設けられた。この取り組みは世界初の「双方向性公益広告」として国内外から注目を浴び、2013年には各種広告フェスティバルにおいて37の賞を獲得した。しかし広告に託された期待とは裏腹に、2013年における麻橋大橋の年間自殺者数が93件と、広告を設置した12年の6倍以上に増加したことがソウル市消防本部が発表した統計で明らかになったのだ。自殺者が増加した原因について専門家は、「生命の橋」として過度の注目を浴びたことでかえって「自殺の名所」というイメージが強くなり、自殺志願者がより多く訪れるようになったと指摘した。2014.02.24 livedoor NEWS
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