スウェーデンのカロリンスカ研究所、Henrik Ullman氏が行った最新の調査は、計62人の6歳~20歳の人を対象にしたもの。被験者には作業記憶と論理思考テストを受けた後、MRIスキャンに 入ってもらい、作業記憶タスクを行っている際の脳の構造と、脳活動の変化を観察した。更に2年後同じ実験を繰り返したという。その結果、MRIスキャンは従来の認識力テストでは予測不可能とされてきた、2年後の子どもたちの作業記憶パフォーマンスを予測できると判明。作業記憶には前頭葉の活動が関係しているが、今回同氏らは脳幹神経節と視床の活動を見れば、2年後その子が作業記憶のテストで良い点を取れるかどうか予測可能であることを発見した。2014.1.30 IRORIO
原著リンク Structural Maturation and Brain Activity Predict Future Working Memory Capacity during Childhood Dev – Journal of Neuroscience
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