インターネット上で「援助交際」などを持ちかける児童に対して、警察が行う「サイバー補導」が話題を呼んでいる。児童がインターネットで知り合った相手から性犯罪被害を受けないようにするため、10月下旬から全国で始まった。9月末までに89人を補導したという。サイバー補導は(1)SNSや掲示板などを「サイバーパトロール」し、不適切な書き込みを発見する、(2)警察官が身分を隠して書き込みをした人とやり取りする、(3)書き込みをした対象者に直接会って指導をする、という段取りで行われる。一方ネットには、「おとり捜査」とはどう違うのか、つまり、少女らに対するだまし討ちになるのではないか、といった声もある。インターネット犯罪にくわしい落合洋司弁護士は、「サイバー補導には、成果も期待されていますが、それと同時に、必要かつ合理的な範囲内で慎重に行われることも求められています」と指摘している。2013.12.12 弁護士ドットコム
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