親や配偶者の介護をしているグループは、していないグループより総死亡率がむしろ低いという論文が、米国疫学雑誌に公表された。全米に住む45歳以上の白人か黒人の男女28,266人に調査を行なった。慢性疾患や障害のある家族を介護しているかどうかをたずね、介護している場合には週あたりの介護時間や負担感もたずねた。病歴や生活習慣なども質問した。平均6年間の追跡調査の結果、総死亡率は介護群が7.5%、比較群が9.0%だった。つまり、親や配偶者の介護をしているグループのほうが、していないグループよりかえって総死亡率が低いという結果だった。研究グループは、家族を介護することで自己評価が高まり、介護する家族から感謝を受ける。それが健康にポジティブな影響を与えて総死亡率が低下する可能性が考えられると考察している。2013.11.15 apital
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