ウィスコンシン・マディソン大学のカタリーナ・トマ教授の研究によると、嘘が多くなればなるほど「私は」という一人称を使う量が減り（本当の自分と嘘の自分の間に距離を取ろうとするため）、「幸せだ」を「悲しくない」、「楽しい」を「退屈ではない」にするなど否定表現への言い換えをよく使い、複雑な嘘を作り上げることを避けるため、文章は短めになりがちになるという。さらに出会い系サイトに掲載された自己紹介文を研究では、プロフィールのうち80％にはなんらかの嘘が含まれていることが分かった。特に体重ではよく見られ、平均して女性では3.8kg、男性では680g少なく申告されていた。また、半数が身長を偽り、20％が年齢に嘘をついていた。面と向かっての会話と違って、ネットでは会話のキャッチボールが存在しないため質問に対して返事するのもしないのも自由になる。そして編集可能なので、プロフィールを書いた本人は自由に話を始めることができる。また、投稿する前に何度も見直しをしたり、返事を即座にする必要もないため、ネット上では嘘をつくことは容易になるという。2012.04.13 Menjoy
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