学会ポスターを作る(1)形式と印刷

まず大会のポスター発表形式をいくつか見てみましょう。ポスター発表には、ほとんどの大会ではポスターを貼るパネルが用意されます。パネルは縦180cm、横90cmくらいが多いです。それが発表者に割り当てられたスペースになります。その中にポスター(発表内容を書いた紙)を貼ります。理工学や情報工学では、立体物のデモなども考えられますが、人文系や医学系では今のところ平面の紙でおこなうことがほとんどです。(海外などの学会では、横長のポスターになります)

まずはパワーポイントを1枚ずつA4で印刷したポスターです。

次はA0用紙を1枚貼ったポスターです。


 
断然、A0(エーゼロ)サイズを1枚のポスターの方が綺麗ですね。ここではA0のポスター作成について説明したいと思います。A4ポスターを作成するのは説明がいりませんね。

まずパワーポイントを立ち上げます(ここは通常のスライド作成と同じです)。次にツールバーから「デザイン」→「スライドのサイズ」→「ユーザー設定のスライドサイズ」と進むと(Macをお使いの場合はツールバーから「ファイル」→「ページ設定」)以下のような画面が出てきます。ここでポスターの「幅」と「高さ」を設定することができるようになっています。今回はA0サイズのポスターを作りたいので、幅を84.1cm、高さを118.9cmに設定します。後は「OK」をクリックして終了です。

*Windowsをお使いの場合
winA0サイズ

 

*Macをお使いの場合
A0ページ設定

 

学会で指定されたポスターパネルの大きさによっては、A0サイズよりもさらに縦に長いポスターにすることも可能です。(ページ設定でお好きな高さに設定してください。)ただし、床ギリギリまで文字が書かれていると読み手にとって見にくくなる可能性もあるため、床上30cm程度は隙間を空けておく方がおすすめです。

下記リンクからA0サイズポスターのテンプレート(Power point)をダウンロードできます。ご自由にお使いください。


 

ポスターが書き上がったら次は印刷です。印刷の方法や種類はいくつかありますので、時間や予算に合わせて選ぶとよいと思います。
入稿方法は、PDFファイルが最も汎用性が高いです。上記のようにA0で作成したものをPDFファイルで保存して入稿してもいいですし、A4のPDFを入稿して、印刷時にA0で拡大印刷してもらってもさほど見栄えは変わりません。
Microsoft PowerPointのファイルで入稿する場合は、ファイルを受け取る印刷会社のパソコンと互換性があるかなど確認する必要があります。

【印刷方法】
まず、あなたの所属が大学であればポスター印刷用の巨大印刷機が無料で使えたりする場合が多いので、教職員の方や学生は必ず大学事務局や学術支援課などに確認しましょう。

①印刷会社に直接データを持って行く方法
少し割高ですが確実性があり安心できる方法です。数分後に印刷が終えるなど即日仕上がりも可能です。代表的なものにkinko’sなどがあります。地域の印刷会社などを予め調べておくと便利です。予算は1万円前後でしょう。

②web上で申し込み・出稿をする場合
近年、ポスター印刷のできるネット印刷会社がたくさんできています。A0であれば2000円前後など安価で迅速な対応をしてくれる会社も多く便利でおすすめです。”ポスター印刷、ネット”などのキーワードで検索してみてください。多くの場合、3日〜1週間くらいで郵送してくれます。大会が遠方で行われる場合、学会場やホテルへ直接ポスターを郵送してくれる会社もありますので、荷物を少なくしたい場合に便利です。その場合は、受け取りまで仕上がりが確認できませんので、少し心配になります。

【印刷する素材・紙】
印刷の紙は、普通の薄紙から分厚い紙までさまざまにあります。(かなり料金が高くなりますが布に印刷することもできます。持ち運びが非常に便利です。国際学会などで利用される研究者が多いです。)紙の場合は、普通紙・光沢紙・半光沢紙(マットコート紙)などから選ぶことができます。好みに合わせて選ぶとよいですが、光沢紙の場合、ポスター発表会場の照明によっては反射して文字が見えにくくなる場合があり少し注意が必要です。

 

無事にポスターが印刷できたら、発表本番まで奇麗に保管しておきましょう。できれば一度開封して印刷具合を確認しましょう。また、ポスターの裏面をテープで補強したりしておくと、押しピンでポスターを留めた場合も破れたりすることは少ないです。学会場にはパネルと押しピンが用意されていることが多いですが、たまに押しピンが用意されていない大会もあります。その場合はコンビニへダッシュです。
また巻いて保管するときは、ポスター下部から表面を外側にして巻いておくと、開いたときにくるんくるんとなる部分が下になりパネルに沿いやすくなります。持ち運びにはポスターケース等を使用すると便利です。ちなみにポスター印刷を印刷会社に依頼した場合、筒状ダンボールに入れられて出荷されることが多いですので、そのまま学会場に持っていけます。筒状ダンボールであれば最悪の場合、発表が終わればポスターごと現地で廃棄して荷物を減らすこともできます。
100円ショップのダイソーの大型店ではポスターケースが300円で売っているという情報もあります。


  

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