不名誉な自分を恥じるケースも 必ずしも目標設定が良い結果を生むとは限らない:米豪大学調査

豪セントラルクイーンズランド大学のAmanda Rebar女史の研究によると、目標達成後不名誉な思いに苛まれるか、逆にプライドを持てるかを分かつのは、個人の設定した目標と、どれ位そのために努力したかにかかっていることがわかった。研究では、58人の大学生を対象に24ラウンドに及ぶテトリスのゲームに挑戦してもらった。各ラウンドの直前、各自どのように得点を獲得すべきか指導を受けた。得点を稼ぐには4パターンの違った方法があり、各ラウンド終了後被験者にはフィードバックが与えられ、併せて彼らの恥とプライドのレベルを測定した。そして全てに共通した目標は“できるだけ多くの得点を獲得すること”であった。その結果、目標が他の人をしのぐ場合成功すればプライドは高まる一方で、目標が他者に及ばないケースでは、失敗したときの不名誉な思いは増幅されることがわかった。「たとえゲームでも競争でも学校のテストでも、タスクに対する人々のやる気や目的は、結果的に成功しても失敗しても、各人が感じるプライドや恥じる気持ちに影響を及ぼす。そしてどれだけプライドまたは不名誉と感じているか、その気持ちの大きさは、本人がタスクを続づけていくか、あるいは諦めてしまうかどうかを左右する」と同教授は述べている。不名誉に思うというネガティブな感情を抱かないためには、何を失ったかではなく、何を得たかという点に注目すると良いとのこと。2013.12.04 IRORIO


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